睡眠中の体を支える土台になる敷き寝具
睡眠時に使う寝装寝具の中で最も重要であり、寝具の土台となるのが敷ふとんです。季節を問わず、毎日使う重要なものですが、なかなか見直す機会が少ないのが本音ではないでしょうか。朝起きる時に感じる「肩こり」や「腰痛」などの体の不調は長年使った敷ふとんが起因しているかもしれません。敷ふとんを見直して、改善しやすい環境作りからはじめませんか?
敷ふとんに求められる機能性
敷ふとん(掛ふとんにもですが)に求めたいのは,睡眠時の生理的変化にやさしく対応する「保温性・吸透湿性・放湿性」の3つの機能です。睡眠時の理想的な布団の中の環境は温度33±1℃で湿度は50±5%と言われています。布団の中の理想的な温度と湿度に保ってくれる素材を選ぶことが大切です。
“睡眠の質”から考える
睡眠にはリズム(深度)があり、そのリズムを適切に保つ手助けをしてくれる敷き寝具を選ぶことは睡眠の質に大きく影響します。睡眠の質から敷き寝具を考えた時に重要なのは「自然な寝姿勢を保持」すること「体圧を分散して血行を妨げない」こと「仰向け・横向き寝のどちらにも対応」し「適度に寝返りを補助」してくれることです。
自分の身長体重+体型に合うものを
一人ひとり、身長体重+体型は違います。同じように敷ふとんやマットレスの寝心地や硬さ、構造も違います。同じ人が寝ても敷ふとんによって、体圧分散や寝姿勢保持は異なります。まずは、寝室環境や体型、寝心地の好みなどを把握した上で、実際に「寝試し」をして「体感してみる」ことが自分に合った敷き寝具を見つける近道だと思います。
~パーソナルフィッティングシステム~
非接触型測定機【PI+MA PITTA】
「ネットやテレビなど、様々な素材や特徴をうたったマットレスの情報があるけど何がどのように良いのかわからない。」という方には敷き寝具それぞれのメリットやデメリット、一人ひとりの使用状況や好みに合わせて敷き寝具をご提案します。より理想の敷き寝具をご提案するために、お客様の全身を測定し、一人ひとりに合ったオーダー枕やマットレスをコーディネートする非接触型計測機器のパーソナルフィッティングシステムも導入しております。
※待ち時間がないようにご予約の上、ご来店いただくことをおすすめしております。
ぜひ1度お試しいただきたい
イチ押し!おすすめマットレス
&Free整圧マットレス
¥143,000(税込)~
中身はクッション性に優れたウレタン素材。点で支える「4層特殊立体構造」が体圧を分散し自然な寝姿勢を保持します。
フィット感に優れ、仰向け横向きなど様々な寝姿勢に対応し、適度な反発性で寝返りがしやすい。
さらに透湿性に優れ通気性が良く“ムレ”を軽減し敷ふとんに求められる様々な条件を満たした、機能面から睡眠環境をサポートするマットレスです。
当店取り扱いマットレス
&Free(アンドフリー)マットレス
AiRコンディショニングマットレスの「エアーテクノロジー」を採用した、三つ折りマットレスシリーズ
¥60,500(税込)~
AiR(エアー)マットレス
最新の睡眠科学を取り入れた、多くのアスリートから支持されているコンディショニングマットレスシリーズ。
¥49,500(税込)~
FIT LOBO(フィットラボ)マットレス
物性の異なるウレタンフォームを数層に重ね、なおかつ表面に立体構造を施すことで、身体に対する高いフィット感と適度な反発力、なおかつ高い通気性を実現した三つ折りマットレスシリーズ
¥104,500(税込)~
敷ふとんを選ぶ際のキーワード
保温性➤温度を適切に保つこと。
吸透湿性➤適切な湿度を保つこと。
放湿性➤吸った湿気を発散させること。
体圧分散性とは?
図は人が寝ている時の体重分布です。
こちらを見ると枕が約10%に対して敷きふとんは体重の約90%を支えています。
理想の寝姿勢は約90%は敷ふとんによって作られるということです。
枕をご自身に合ったものに変えることも、もちろん大事なことですが、体重の約90%を受け持つ敷きふとんを見直すことは、理想の睡眠環境を考えるときに最も重要なアイテムだと考えています。
寝姿勢保持性とは?
まっすぐっ立ったとき、人間の背骨はなだらかなS字型を描いています。横になっている状態でもこの姿勢を保つことが、自然で無理のない寝姿勢につながります。
「かたい敷ふとん」と「柔らかい敷ふとん」
硬すぎる敷ふとん=体圧分散性〔✖〕
硬すぎる敷ふとんは体があまり沈み込みません。腰の部分に隙間ができ、肩やお尻部分に過度の負担がかかります。体がリラックスできずに、寝返りの回数が増えることで快眠が妨げられることにもつながります。
柔らかすぎる敷ふとん=寝姿勢保持性〔✖〕
柔らかい敷ふとんの場合は、身体の中で一番重い胴体部分が沈み込み、腰に負担がかかりやすくなります。フィット感があり寝心地が良く感じられると思いますが、寝返りがしにくいという欠点にもなりえます。
主な敷ふとんの素材や特徴
綿わたは弾力性に富み、保温性や吸湿性に優れていますが、放湿性に乏しいので、こまめに日に干すことが欠かせません。綿わた布団は「敷いて3年、掛けて5年」の目安でリフォーム(打ち直し)をおすすめしています。
羊毛(ウール)は動物性繊維ならではの保温性・吸湿性・放湿性・弾力性が特徴。吸放湿性に優れているため、夏でも快適に使用できます。水分や湿気を吸った状態で使っているうちにヘタリが生じやすい。
合繊わたは軽くて、比較的安価です。また、繊維が強いのでワタ切れがしにくく、ホコリが出にくいメリットがあります。取り扱いがしやすいのも特徴。
スプリングマットレスはボンネルコイル(連結型コイル)とポケットコイル(独立型コイル)の2種類があります。ダメなマットレスとは思いませんが、購入後のメンテナンスなどを考慮して店頭での取り扱いはありません。。
低反発マットレスは柔らかいため、フィット感に優れ、背中の凹凸はぴったりと埋まります。しかし、その一方で 身体に過度な沈み込みが生じやすい、これは腰に大きく負担の掛かる状態です。腰の悪い人にとっては良くないです。また、気温によって硬さが変化しやすく、布団と身体の接地面に湿気が溜まりやすいという欠点があります。
高反発マットレスの一番の良さは寝返りの打ちやすさです。しかし、高反発マットレスの多くは比較的硬めの素材が多く、フィット感が感じられないものもあります。フィット感は寝心地を左右する大切な条件です。